TOEFL対策
TOEFLは、英語を母国語としない人達が、世界中の大学に進学・留学する際に、英語力を証明するために受けるテストです。
海外の大学の学生生活や様々な分野の講義を想定とした問題が多いことが特徴です。 帰国生入試では、TOEFLをはじめとする統一試験で一定の点数以上をとることが出願の条件となっています。
出願条件の点数をクリアできても、2段階選抜を行っている大学では、TOEFLの点数が低いと1次試験の書類審査で落とされてしまいます。 統一試験の成績が低いと、どれだけ一生懸命小論文や数学の勉強をしても、受験することすらかなわないのです。
まずは行きたい大学が求めているTOEFLの最低点を確認し、その点数を超えるように努力しましょう。 難関大学合格を目指す人は、TOEFL iBT(120点満点)で100点以上を目指しましょう。
TOEFLは世界中で何度でも受験することができます。 TOEFL iBTの試験時間は約4時間半にも及びますので、長時間にわたり集中力を保つ練習が欠かせません。 現地にいる間から早めに対策し、自分が目標とする点数に達するまで繰り返し受験しましょう。
TOEFLの勉強法
TOEFLの勉強には問題集をフル活用しましょう。 まずはセクションごとに対策をしてから、過去問や予想問題を使って、実際のテストのように時間を計って解きましょう。 間違えた個所は、なぜ正解ではないのか考えたり、知らない単語・熟語の意味を辞書を使って確認しましょう。 TOEFLは問題を何度も解くうちに特有のパターンが掴める試験です。 問題集を何度も解き、独自の問題形式に慣れることが大切です。 TOEFLの点数は、reading, listening, speaking, writingの4つの分野の合計点で決定します。 各セクションは30点満点です。
Reading
Readingは、試験直前に徹夜で詰め込めば点数が上がるような分野ではありません。 自分の英語力が一番試される分野でもあり、普段から高度な内容の文章に慣れていなくては、読むのが難しいでしょう。 様々なジャンルの本や新聞を読み、からわからない単語はすぐに意味を調べる癖をつけましょう。 また、問題集を使って、限られた時間内にキーワードを探し、必要なところだけを重点的に読むなど、効率よく問題を解く練習をしておきましょう。
Listening
Listeningで大切なのは、耳を英語に慣らすことです。 英語には独特のリズムや話し方があります。 耳が慣れていないと、簡単な文章でも、読んだらわかるのに聞いただけではわからない、ということになりかねません。 問題集のCDを使い、内容を理解できるようになるまで何度も繰り返し集中して聞きましょう。 どうしても聞き取れない文は、文章を紙に書いて、目から覚え、シャドーイングをして自分でも発音してみましょう。 慣れてきたら、英語のドキュメンタリーやニュース番組を積極的に見るようにしましょう。 その際、100%正確でなくても、大切な点は確実に聞き取れるように集中すると、より上達が早くなります。 わからない単語や表現はすぐに辞書で調べる癖をつけましょう。
Speaking
Speakingに関しては、普段からネイティブと話し、彼らの発音や話し方を意識して真似してみましょう。 また、自分の発音や話し方を客観的に知るために、あるトピックについて英語で話し、それをレコーダーや携帯電話で録音し、聞きなおしましょう。 不明瞭な発音に気がついたら、自然に言えるようになるまで何度も言いなおしましょう。 本番では、15〜30秒の準備時間の後に、45秒〜60秒以内で回答を述べなくてはいけません。 慣れるまではとても焦ると思いますが、むやみに早く話そうとせず、あくまでも発音や文法に気をつけながら話しましょう。
Writing
Writingは自分で添削していては、自分のミスになかなか気がつくことができません。 その状態で何度英作文を書いても、残念ながらミスを繰り返すばかりで、貴重な時間を無駄にしてしまいます。 ですので、Writingの対策で一番大切なことは、信頼できる人に添削してもらい、自分のミスに気がつくことです。 現地にいる間は、英語の先生やESLの先生に添削してもらい、どうしたらより良い英文をかけるのかアドバイスを求めましょう。
帰国後にTOEFLを受ける場合は、のプロの家庭教師が何度でも添削し、なぜそれが間違っているのか、どうしたらより良い文章を書けるようになるのかを、納得できるまで丁寧に教えます。
本番では
本番では、自信のない難しい文法や言葉を使わないようにして減点を防ぎましょう。 もしスペリングが思い出せなくなった時には、同じ意味を表す別の単語か、その単語を使わなくても意味が伝わる様な文に変えましょう。
また、Introduction, body, conclusionという英作文の構成に従い、自分の意見を論理的に展開することが大切です。 その際、introductionとconclusionでは必ず、トピックに加え、自分の主張とその簡単な理由を明記しましょう。 bodyには2,3のパラグラフがあると良いでしょう。