面接試験対策

 個性や特殊な経験が評価される帰国生入試において、面接は自分をアピールするための大切な試験です。 家庭教師と練習を重ね、自信を持って面接試験に挑めるようにしましょう。

@ 面接で失敗しないために

 面接には、日本特有のマナーや守らなくてはいけないポイントがたくさんあります。 例えば、どんなに真摯に良いことを言っても、言葉づかいが不相応に幼かったり、足を組んで座ったりすると、面接官の印象は悪くなってしまいます。 例えば、自分では気がつかない話し方の癖がある場合もあります。

 以前、全ての質問に「だから」で答える生徒がいました。 「今までで読んだ本の中で一番印象に残っている本は何ですか」という質問に対しても、「だから、ジョージ・オーウェルの『1984年』です」。 「去年一番印象に残ったニュースは何ですか」という質問に対しても、「だから、東日本大震災です」といった様子でした。

 他の言葉がどんなに丁寧でも、全ての質問に「だから」から答えると、印象はよくありませんし、不自然です。 しかし、本人には全く悪気がなく、自分にそのような癖があるということにも気がついていませんでした。 海外で暮らしていると、なかなか敬語で話す機会もありませんし、言葉づかいを注意してくれる人もいません。

 多くの受験生を指導してきた家庭教師が、面接官から高い評価を得るにはどうしたらよいのか、一人ひとりに適切なアドバイスを与えます。 もちろん、面接練習の回数制限はありません。 「ここまでやったから大丈夫」と安心・納得できるまで、とことん練習しましょう。

A 魅力的な学生とは

 短い面接時間内にどうやって面接官にあなたの熱意や魅力を伝えるか。 小論文と同様に、どんなに綺麗なことを言っても、内容がなくては意味がありません。 まずは、予想される質問に対して、具体的に応えられるようにしましょう。

  

よく聞かれる質問
  • 志望理由(なぜ日本の大学なのか、なぜその大学なのか、なぜその学部なのか)
  • 在学中に何をしたいか
  • 将来の希望
  • 海外で生活をして、日本をどのように感じたか
  • 海外での学校生活の感想
  • 海外生活で得たものは何か、それをこれからどのように活かしたいか

  自分の気持ちを整理するために、まずは一度、質問に対する答えをノートに思いつくまま書いてみましょう。 その後、滞在国での自分の体験を具体例として付け足しましょう。 自分の個性やユニークな体験がすぐに思い浮かばなくても、心配ありません。 人には必ず、その人だけのストーリーがあります。 自分一人ではそれになかなか気がつくことができないだけなのです。 家庭教師と一緒に、自分なりの強みを見つけましょう。

B コミュニケーションの場としての面接

 事前に質問に対する答えを書きだすことはとても大切ですが、実際の面接では丸暗記した答えを一方的に読みあげるのではなく、あくまでも面接官とコミュニケーションを取ることを心がけましょう。 自分自身のことを良く知っていれば、どんな質問も怖くありません。 とはいえ、最初から完璧に受け答えすることができる人はいません。 家庭教師と練習を繰り返すことで、少しずつ自分の意見をわかりやすく伝えられるようになります。 本番では、自信を持って、アイコンタクトと笑顔を忘れずに、面接官との会話を楽しみましょう。

ページ上部へ

ここから先はウェルズグループの外部サイトへのリンクバナーです